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入試の英作文に特別な対策は必要ない!

こんにちは!らいとです。

国立大学の英語の入試では「テーマに沿って100語以上の英文を書きなさい」などの英作文問題がよく出題されます。私が受験した名古屋大学でも「表にまとめられたデータを見て気づいたことやそのようなデータになると考えられる理由を80語から100語の英語で書く」という問題が出題されました。

このような英作文問題を苦手とする受験生は多いです。しかしコツさえ知っていれば、特別に英作文の対策をしなくても文法や単語などの英語で必要な勉強をある程度してあるだけで、入試の英作文は点が取れます。

 

ここで重要なのは「入試の英作文で点を取る」ということです。将来、実用的な場面で英文を書けるかどうかは別問題です。

 

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1、なぜ入試の英作文で点が取れるのと、実際に英文が書けるようになるのとは違うのか?

 

入試の英作文の採点基準を知っていますか?全ての大学がそうとは言い切れませんが、多くの大学は次のような採点基準を用いています。

・まず出題テーマ、条件にそった論理的に正しい文章が書けているかどうかで始めの持ち点を決める。

・総ワード数や段落の分け方など指定がある場合はその条件を満たしているか確認する。(これを満たしていないと持ち点から大幅に減点されたり、0点になってしまったりすることがある)

・次に残りの持ち点から文法、語法、スペルミスなどで減点していく。

 

これを見れば分かるように、書いてある内容がいくら素晴らしくてもそれで加点されることはまずありません。条件さえ守っていれば、自分の思っていないこと、ありふれた意見などを書いたからといって減点されるなど不利になることはないのです。

 

2、具体的に何に気をつけて書けば良いか

・まずは問題文を読み、条件を見落とさないようにしましょう。問題文が英語の時は特に見落としがちなので注意しましょう。

・分詞構文や強調構文といった間違いが起こりやすい難しい表現を使うのは避け、単純な文で書くようにしましょう。またスペルに自信のない単語を書くのはやめましょう。

 

3、日頃から対策できることは?

・基本的な単語は正確につづれるようになっておく

中学で習うものや単語帳の前半に載っているレベルのものですね。先程も書きましたが、スペルミスはもったいない。最低限の語彙は必要です。

 

・文法を一通り理解しておく

時制、不定詞や関係代名詞あたりの基本は理解しておきましょう。比較表現も簡単なものは使えると良いです。ただし応用的な内容は不要です。

 

・背景知識を増やす(ややレベル高い人向け)

意見を述べるような英作文では頻出のテーマがあります。あるテーマに関してあらかじめ知識があるほうが書きやすいのは当然のことです。余裕のある人だけで構いませんが、リンガメタリカという参考書がオススメです。背景知識は英作文だけではなく、長文読解にも役立ちます。

 

・模試で英作文が出題されたときは解く

「何を言っているの?当然解くよ」という人も多いでしょう。しかし「英作文の問題は時間がかかるから」という理由で捨ててしまう人は結構います。模試は限られた時間の中で英作文を書くという練習の機会なので捨てずに解きましょう。

 

最後に

ぜひ 今回の内容を生かして英作文の問題、日々の英語学習に取り組んでください。

「単純な文章にしたら指定の語数に届かないよ!」というあなたのために次回は英作文で語数を稼ぐテクニックを紹介したいと思います。

 

そのテクニックを紹介している記事はこちら ↓